うどんのα化
本日の賄いうどん。。
釜揚げうどんだー(//∇//)
これぞ手打ちの極み。
うどんのおいしさは、茹で上げ直後のα化状態がナンバーワンであります。
ここでα化とは、うどんの糊化のことを言います。
うどんのデンプンは、水分と熱を加えると粒子が膨潤して糊化します。
うどんを茹でると、麺の中心まで熱が伝わるのは非常に速いんですが、水分がうどんの内部に浸透するにはさらに時間がかかります。
これは、デンプン粒を網の目状に包み込んでいるグルテン膜を徐々に糊化していくαデンプンが水分の浸透を邪魔しているためです。
これによって茹で時間の長さには、うどんの太さが大きく影響するのです。
釜揚げは、茹でたて直後なので、表面の水分含量は80%なのに、中心部は40%。
デンプンはα化されてます。
ところが、時間が経つにつれて水分が平均化され、αデンプンは、βデンプンへと劣化していきます、、、
いわゆるボソボソしたうどん。
これまで、うどんを食べて来た経験上、当たり前といえばそれまでだけど、実際自分がうどんを作るときに、そんな基本的なことが決定的なことになる。
材料は小麦粉、塩、水、、、シンプルすぎる、、、
まだまだだな。
温玉炒飯と王とサーカス
温泉たまご炒飯を作った
普通に炒飯を作っても、なんか面白くないので、温玉乗せてみた。
温玉は、一から作るには面倒なので、本当は、ポーチドエッグ。
ポーチドエッグは沸かしたお湯に、お酢をスプーン一杯入れて玉子を落として作る。
エッグマフィンなんかの上に乗っけて食べると、とっても美味しい、、、
鍋の中でただ玉子を茹でるより、白身を黄身にフルフル絡ませる作業が楽しい。
玉子料理は数多くあるけれど、ポーチドエッグは玉子の味を最大限に味わえる調理法だと思う。
あと、私にとって炒飯の王様は、カニチャーハン。もちろんレタスも仕上げに炒める。
今回はカニカマチャーハンだけど、、、、
ポーチドエッグの黄身を炒飯に絡ませていただきます。
カニと玉子がまた仲良しなんだよな〜
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↓
実際にネパールで起こった事件を取り込んだフィクション。
海外を舞台にしたミステリーは、壮大で、知らない文化に触れられ想像力が豊かになる。
ネタバレになってはいけないので、抽象的な感想になってしまうけど、、
無関心ということはどういうことなのか考えさせられた。
おおよそ、人は、自分に関係のあることについては現実的に捉えるが、遠い異国のミステリアスな事件などファンタジーになってしまうのかもと。
そして、そうした出来事に偶然遭遇してしまった異邦人にとってはその臨場感を伝えたい衝動が起こるのは想像できる。
それが記者なら当然のことだろう。
知りたいという欲求のまま突き進むことの危うさ、真実を明らかにするという正義という常識的な考え方がもしかしたら非常識になってしまう場合もあるのかと。
「軍人も密売人になれる。密売人も誇りを持てる。誇り高い言葉を口にしながら手はいくらでもそれを裏切れる。
ずっと手を汚してきた男が、譲れない一点では驚くほど清廉になる。
どれも当たり前のことじゃないか。
あんた知らなかったのか。」
ネタバレになりそうなのでこの辺で。
個性的なパンといえば。
メロンパンというパン屋さんがある。
メロンパンというパン屋さんが、呉市にある。
今回は、デニッシュのサンドイッチと、エンサイマダをランチ用に買って食べた。
これがメロンパンの気まぐれサンド
↓↓↓↓↓
何が気まぐれなのかわからないけど、スライスハム、トマト、レタスとシンプルな具沢山でデニッシュのバター感が効いてて、このクオリティで170円とはかなり良心的だと思う。
美味しかった(°▽°)
お次はエンサイマダに手を伸ばす。
↓↓↓↓↓食べかけでゴメンナサイ。
見かけは、ありがちな菓子パンだが、そのネーミングが気になり購入。
これは、かなり、、、
うまうまじゃないか!(*゚▽゚*)
この、うずまきのところのサクサク感がとっても優しくて、サクサク、ふんわり。甘さも素朴な感じ。
スペインのマヨルカ島の伝統菓子らしいけど、朝食でも食べるらしい。
カフェメニューにいいなと、今度挑戦してみようと思いつつ完食。
うずまきが細かいほどサクサク感が増すらしい。
ちなみにバターの代わりにラード使うのが本当のエンサイマーダらしいけど。
フィリピンでもポプュラーに食べられてるそう。
最後にせっかくだからメロンパンのメロンパンと平和パンの紹介↓
真ん中がメロンパンとその断面、右上が平和パン。
呉では、世間一般のメロンパンはコッペパンと呼ぶ。。。
メロンの餡がたっぷり、とても存在感のあるパン。。
平和パンは、中の餡はなんと、長崎カステラとイチゴジャム(゚ω゚)
でも食べたことはない、、、
檸檬の棘が怖すぎる。
レモンはの木には棘がある。それもまるで忍者の吹き矢のように充分凶器になりうる。
長いもので、5〜6センチある。
危なすぎるので、一つ一つとげをカットしたが、これから暖かくなって枝がドンドン伸びてきたらどうしようかと、レモンの苗木を買ったことを後悔した。
レモンというものは、風が吹いて自らの棘で実を傷つけてしまうことがあるとのこと。
地植えには日当たりが良く、風が吹かないところがいい。
それらに気を付ければ栽培は簡単らしいが、地植えにして放っておくと巨木に成長するので、剪定が必要。葉っぱに均等にお日様が当たるように。
もちろん凶器の棘に細心の注意をしなければ、、、
先が思いやられる。イヤになってきた。
「えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始圧えつけていた。焦躁といおうか、嫌悪と言おうか」
檸檬ってどんな話しだったっけと思い、早速キンドルでダウンロードしてみた。
はるか昔、高校の現代文で読まされた記憶があるが、内容はすっかり頭から抜け落ちていたので、割と新鮮な気持ちで読めた。
梶井の錯覚なのか妄想なのか知らないけど、「それに想像の絵具を塗りつけていく。それは、錯覚と現実の二重写しで、その中に現実の私自身を見失うのをたのしんでいるのだ」だと書かれている。
なんか厭世的になってきた。。。
でも、檸檬の登場で、物語はなんだか奇妙な明るさが出て来る。
「 終始私の心を圧えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間から いくらか弛んできたと見えて、私は非常に幸福であった」
えっ檸檬握っただけで?
「それにしても心というやつはなんと不可思議なやつだろう」
たしかに、言い換えれば単純。
梶井はかなりのレモンフェチ。
レモンがあれば、貧乏でも丸善入っちゃう。
でも、何を見ても憂鬱になる。
そりゃあお金無いものね。
そしてまた、現実の自分を見失うことを楽しんでる?
ちょっとモヤモヤしてきたのでこの辺で、、、
一発逆転は誤算だらけ
「誤算」という小説を読んだ。
冴えない看護師の一発逆転サクセスストーリーかどうかは、もうすでに題名を見れば、あらかた予想がつく。
資産家の相続をめぐっての骨肉の争いというより、部外者の横取り劇というところだろう。
殺された老資産家には、長男、長女、次女、そして婚外子の男子、計4名の子供がいて、長男を除いた3人が金の亡者としてわかりやすく描かれているので、物語の結末として、犯人かどうかは ここで察しがつく。
それはそれで良いのだが、どう、まとまるんだろうかと思って読んでいたら、結局、主人公は、優柔不断に乗せられて、巻き込まれて自責の念で煩悶するも、全て杞憂に終わるという、、、、もう少し能動的に動けばよかったのにねって。
悪女に変貌するのかと思ったがムリだったみたいだ。
ストーリーは面白いけど、個人的には看護師と老資産家との愛想劇がもう少し欲しかった。
2時間ドラマ枠だな。
きょうのおやつは、はつかいちごのショートケーキ💕🍰
すこし、サスペンス風に加工したつもり😑
いただきます🎶🎶🎶春だ春だ🎶🎶🎶😘
涼宮ハルヒの憂鬱と誤算
ライトノベルというものを読んだことがなかった。
イメージとしては、大昔、筒井康隆の「時をかける少女」を読んだくらいでそれも、映画の世界観がほとんど。
紀伊国屋に平積みされて、帯に筒井康隆の推薦があったので、なんとなく買ってしまったが半分くらい読んで、しまったーっと思った。
現在の自分との距離感が半端ないくらい果てしなく遠く、アウェイ感でいっぱいになった。
SF小説なのか。。
昔、愛読していた「別マ」や「リボン」を読んでた自分を思い出す。
主人公は普通の女の子(まあ、充分カワイイけど)で、みんなイケメンに振り回されてたなあ。
今も昔もこれから先も人は、振り回されたい願望があるのか。
エキセントリックな女子やぶっきらぼうに心を許してくれているような男子が好きなのか。
私の中では、学園モノ?の金字塔は「うる星やつら」だけど、、、あれだけ迷惑でカロリーの高い人たちって最近のマンガにあるんだろうか?
感想としては、マンガでいい。
そんなわけで、選んだわけじゃないけど「誤算」という本を読んだ。
感想は、また後日。